狂俳を行灯に 藤倉の十日祭

■狂俳を行灯に 藤倉の十日祭

 俳句より短い12音で表現する「狂俳」を書いた行灯(あんどん)を飾る「十日祭」が9月15日、山県市藤倉の藤倉遊園地で行われ、多くの人たちが明かりをともした行灯や最後の盆踊りを楽しみました。

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 狂俳は、お題に対して7・5、5・7の12音で表現する短詩型文学の一つ。旧伊自良村では120年ほど前から狂俳の愛好者グループができ、大正年間には結社もできました。その後、昭和20年代ごろまで、各集落の神社の夏の祭礼に合わせて献灯会が行われ、夏の風物詩としてにぎわったといいます。
 その後、献灯会が続いていた藤倉では平成28年に十日祭を運営した「狂俳会」が解散しました。しかし、行事の継続を願う有志らが翌29年に「藤倉伝統催事推進委員会」を結成、献灯会を続けることになりました。
 委員会では、祭りを盛り上げようと一般だけでなく、伊自良中学や伊自良南小の生徒児童らにも作品の応募を依頼し、今回は約100句が寄せられました。この中から行灯に貼る一般25句、小学20句、中学15句を選び、それぞれ最上位の大尾、入選一番句の秀逸など順位を決めました。

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 祭り当夜には遊園地までの小道に順位の付いた行灯が並べられるため、自分の作品が貼られるのを心待ちにする子どもらが早くから集まっていました。
 ◆各部門の大尾作品(カッコはお題)
 ▽小学生 【急ぐ】寝癖直せず家を出る(4年)
 ▽中学生 【マナー】厳しい躾感謝する
 ▽一般 【家庭菜園】丹精こめた茄子光る 満遊

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